お客様よりご依頼をいただき、イタリアからコーヒーメーカーの輸入手配を行いました。
貨物情報
輸入国:イタリア
輸入商材:コーヒーメーカー
貿易条件:EXW
輸送手段:FedEx便
EXW(工場渡し)とは⋯売主は、商品を自社の工場や倉庫で引き渡すだけでよく、その後の輸送・通関・保険などはすべて買主の責任になります。
今回はコーヒーメーカーのデザインに、ステンレス製とガラス製のものがありました。
素材が異なるだけで、通関の手続きも変わりますので、以下に解説いたします。
1. HSコード(関税分類)
- ステンレス製
- 金属製品として分類される場合があり、金属製部分のHSコードが適用されることがあります
- 関税率がガラス製より高くなる場合があります
- ガラス製
- ガラス製品として分類され、金属製とは別のHSコードが適用
- 割れやすいため、梱包指示や輸送条件がより厳しくなる場合があります
2. 通関書類・INVOICEの記載
- 材質ごとに正確に記載することが重要
- 例:「Stainless Coffee Maker」「Glass Coffee Maker」
- 曖昧な表記は通関で差戻しや課税トラブルの原因になる
3. 注意点まとめ
- 材質によってHSコード・関税率・梱包・通関書類の記載内容が変わる
- ステンレス製は食品接触用の規制や税関での確認に注意
💡 このように、同じコーヒーメーカーでも素材によって通関条件や輸送条件が異なります。
正確な材質情報の確認、書類作成、そして貨物保険の加入を行うことで、安心・安全な輸入手配が可能です。
当社では、初めて輸送をされるお客様にも安心してご依頼いただける体制を整えております。
貨物のサイズ・重量・緊急度に応じて、最適な輸送方法をご提案いたします。
弊社倉庫での一時保管や国内配送の手配も可能です。
個人・法人を問わず対応可能ですので、お気軽にご相談ください!
