国際輸送の見積りを取ったとき、「思っていたより運賃が高い…」そんな経験はありませんか?
その原因のひとつが、容積重量(体積重量)です。
この記事では、
- 容積重量とは何か
- なぜ必要なのか
- 実際の計算方法
を、輸送初心者の方向けに分かりやすく解説します。
容積重量(体積重量)とは?
容積重量とは、
貨物の「大きさ(体積)」を重さに換算した重量のことです。
国際輸送では、
- 軽いけどかさばる貨物
- 重いけど小さい貨物
が混在します。
そのため、運送会社は
「実重量」と「容積重量」のどちらか重い方
を運賃計算の基準にしています。
➡ これを 「チャージャブルウェイト(課金重量)」 と呼びます。
なぜ容積重量が必要なの?
例えば…
- 発泡スチロール製品
- 空のボトル
- アパレル
- 家具
これらは
軽いけれど、飛行機やコンテナのスペースを大きく占有します。
「軽いから安い」は通用せず、
スペース代=容積重量として計算される、という考え方です。
容積重量の計算方法(基本)
✈ 航空輸送の場合
計算式
縦(cm) × 横(cm) × 高さ(cm) ÷ 6,000
🚢 海上輸送(LCL)の場合
計算式
縦(m) × 横(m) × 高さ(m) = 容積(CBM)
※ 海上輸送では
1CBM = 1,000kg
として比較されるのが一般的です。
【例】実際に計算してみよう
例:ダンボール1箱
- サイズ:50cm × 40cm × 30cm
- 実重量:15kg
航空輸送の場合
50 × 40 × 30 ÷ 6,000 = 10kg
- 実重量:15kg
- 容積重量:10kg
この場合、15kgが課金重量になります。
別の例:軽いけど大きい貨物
- サイズ:80cm × 60cm × 60cm
- 実重量:12kg
80 × 60 × 60 ÷ 6,000 = 48kg
- 実重量:12kg
- 容積重量:48kg
この場合、48kgで運賃計算されます。
初心者の方が「高い!」と驚くのは、まさにこのケースです。
よくある注意点
✔ 梱包後サイズで計算される
→ 梱包前ではなく、ダンボール・木箱込みのサイズが基準です。
✔ 輸送会社によって係数が異なる場合あり
→ 航空会社やクーリエによって
6,000 → 5,000 になることもあります。
✔ 見積り前にサイズ確認が超重要
→ サイズが未確定だと、運賃も確定しません。
まとめ|初心者が覚えておくべきポイント
✅ 運賃は「実重量」と「容積重量」の重い方
✅ 軽くても大きい貨物は高くなる
✅ 見積り前に梱包後サイズを確認する
容積重量を理解しておくだけで、
「想定外の高額請求」はかなり防げます。










