■EXWとは?
EXWとは?
EXW(Ex Works / 工場渡し)とは、売主の工場や倉庫で商品を買い主に引き渡した時点で、売主の責任が完了する貿易条件です。
インコタームズ全11規則の中で、売主の負担が最も少ない条件となります。
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EXWの費用負担の範囲
・売主:商品の梱包、工場内での保管(積み込み作業すら含まない場合あり)
・買主:工場からのトラック手配、輸出通関、現地費用、海上運賃、保険、輸入側すべての費用
・リスク移転:売主の事業所(工場・倉庫)で貨物を受け取った時点
EXWのメリット・デメリット
メリットは、売主にとって事務手続きが極めてシンプルで、輸送コストやリスクを一切負わない点です。
一方で、買主にとっては「輸出国の通関手続き」まで行う必要があり、日本から輸出する際、外国の買い主が日本の輸出通関を行うのは実務上非常に困難です。
EXWでよくあるトラブル
・積み込み作業(フォークリフト使用など)の有無で揉める
・買主が日本の輸出通関手続きを理解しておらず、貨物が工場に滞留する
・工場を出た後の破損・紛失が即座に買主の責任となるため、保険の手配漏れが発生する
こうしたトラブルを防ぐには、「積み込みは誰が行うか」「通関は実質的に売主が支援するか」を契約前に明確にすることが重要です。
EXWが向いているケース
・売主が輸出手続きを一切行いたくない
・買主が日本に強力な物流ネットワークを持っている
・サンプル品や小口貨物の移動
まとめ|EXWは売主最優先の条件
EXWは売主にとって最も手軽ですが、国際取引としては買主への負担が大きすぎることが多く、実際にはFCAへの切り替えを推奨するケースがほとんどです。
条件選びに迷った場合は、最適な方法をご提案いたします。
