中国より貨物を輸入(船便LCL混載便)
目次
お客様よりご依頼をいただき、中国から日本向けに貨物の輸入を行いました。
今回は、CFR条件による船便(LCL混載便)輸入実績として、実際の輸送の流れや費用構成、注意点について解説いたします。
中国からの輸入では、比較的小ロットの貨物を輸送するケースも多く、コンテナ1本を使用するFCLではなく、LCL混載便を利用することでコストを抑えられる場合があります。
本記事では、実務ベースで分かりやすくご紹介いたします。
今回の輸送概要
今回の案件では、中国から日本向けに貨物を輸入するため、LCL混載便を利用しました。
また、取引条件は**CFR(Cost and Freight)**でした。
CFRとは、売主が仕向港までの海上運賃を負担する条件です。
そのため、輸入者様側では主に以下の費用が発生します。
- 日本側の港湾費用
- 通関費用
- 関税・消費税
- 国内配送費用
輸入時には、建値によって費用負担範囲が異なるため、事前確認が重要です。
よくある質問① LCL混載便とは?
LCL(Less than Container Load)とは、複数の荷主の貨物を1本のコンテナにまとめて輸送する方法です。
主なメリットは以下の通りです。
- 小ロットでも輸送できる
- コンテナ1本分の貨物がなくても利用可能
- 輸送コストを抑えられる
特に輸入開始直後やテスト販売時に利用されることが多い輸送方法です。
よくある質問② CFR条件とは?
CFRは国際貿易で利用されるインコタームズの一つです。
売主負担
- 商品代金
- 輸出通関
- 海上運賃
買主負担
- 輸入通関
- 関税・消費税
- 港湾費用
- 国内配送費
一見すると輸送費込みに見えますが、日本到着後にも費用が発生するため注意が必要です。
よくある質問③ 一番トラブルになりやすいポイントは?
実務上、注意が必要なポイントは以下です。
① 到着後費用の認識違い
CFRの場合、
「海上運賃込みだから全て込み」
と認識されるケースがあります。
実際には、
- THC
- CFS費用
- 通関費用
- 配送費
などが別途発生します。
事前に総額を把握しておくことが重要です。
② 書類不備
LCL貨物では、
- インボイス
- パッキングリスト
- B/L
などの内容に不備があると、通関や引き取りが遅れる場合があります。
貨物出荷前の確認が重要です。
③ フリータイム管理
LCL貨物でも、貨物引き取りが遅れると保管料などの追加費用が発生する可能性があります。
到着前から配送スケジュールを調整しておくことをおすすめします。
よくある質問④ LCLとFCLはどちらがいい?
一般的には、
- 小ロット → LCL
- 大ロット → FCL
となります。
LCLは必要なスペースだけを利用できるため、初回輸入や少量輸入に適しています。
一方で、数量が増えるとFCLの方が輸送単価を抑えられる場合があります。
見落としがちな重要ポイント
中国輸入では商品価格に目が向きがちですが、実際には以下も重要です。
- 建値(CFR・FOB等)
- 通関条件
- 輸送方法
- 国内配送費
これらを含めた総コストで検討することが大切です。
まとめ|中国からのLCL輸入は建値確認が重要
中国からのLCL輸入では、
- 建値確認(CFR・FOB等)
- 書類確認
- 通関対応
- 国内配送手配
を事前に整理しておくことが重要です。
特に今回のようなCFR案件では、日本側で発生する費用を事前に把握しておくことで、スムーズな輸入につながります。
当社では、中国現地での集荷から海上輸送、輸入通関、国内配送まで一貫して対応しております。
また、中国語対応可能なスタッフが在籍しているため、中国メーカーやサプライヤーとのやり取りもスムーズに対応可能です。
- 中国から商品を輸入したい
- 初めてLCL輸送を利用する
- CFR条件の費用を知りたい
といったご相談にも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
貨物内容や輸送条件に応じて、最適な物流プランをご提案いたします。
