中国よりパンプスの輸入|船便での輸送・通関をサポート
目次
お客様より、中国で製造されたパンプスを日本へ輸入したいとのご相談をいただき、船便を利用した輸送を手配いたしました。
パンプスなどの靴類は、商品の素材や靴底の仕様などによって関税分類が細かく分かれるため、輸入前に商品情報を確認しておくことが重要です。
今回は、国際輸送から日本側での通関、国内配送まで一連の輸入サポートを行いました。
今回の輸送概要
- 輸出国:中国
- 輸入国:日本
- 商品:パンプス
- 輸送方法:船便
- 輸送形態:LCL混載便
- 対応内容:国際輸送・輸入通関・国内配送
パンプスのように一定数量をまとめて輸入する場合、国際宅配便ではなく船便を利用することで、貨物量に合わせた輸送方法を選択できます。
特に、複数箱・まとまった数量を輸入する場合には、LCL混載便も選択肢の一つとなります。
中国からパンプスを輸入する際のポイント
① パンプスは素材・仕様の確認が重要
靴類は、単純に「パンプス」という商品名だけで関税分類が決まるわけではありません。
例えば、
- 甲の部分の素材
- 靴底の素材
- 革を使用しているか
- ゴム・プラスチック・繊維などの素材
- 靴の形状
- 用途
など、商品の仕様によってHSコードの分類が異なる場合があります。
日本税関の輸入統計品目表では、履物は第64類に分類され、革製、繊維製、ゴム・プラスチック製など、仕様によって細かく区分されています。
そのため、輸入前にメーカーや仕入先から商品の仕様を確認しておくことが重要です。
② インボイスの商品名は具体的に記載する
通関時には、インボイスに記載されている商品情報が重要になります。
「Shoes」などの簡単な表記だけでは、商品の詳細が分かりにくいため、
Pumps / Women’s shoes / Synthetic leather upper / Rubber sole
など、実際の商品仕様に合わせて具体的な商品名・素材を記載することが望ましいです。
また、数量・単価・原産国などの情報についても、実際の貨物と一致しているか確認します。
③ 関税率は事前に確認する
パンプスを含む履物は、HSコードによって関税率が大きく異なる場合があります。
例えば、日本の2026年の輸入統計品目表では、履物について「30%又は4,300円/足のうちいずれか高い税率」といった区分も存在する一方、素材や仕様によって別の税率が設定されています。
そのため、単純に「靴だから○%」と判断するのではなく、商品の仕様を確認したうえでHSコードを検討する必要があります。
また、中国からの輸入ではRCEPなどのEPA税率が適用できる可能性もあるため、原産地要件や必要書類についても確認しておくとよいでしょう。
なぜ船便を利用するのか?
パンプスを少量だけ輸入する場合には、FedExなどの国際宅配便を利用する方法もあります。
一方で、数量が多くなった場合には、船便のLCL混載輸送を利用することで、貨物量に応じた輸送方法を選択できます。
船便の場合、航空輸送と比較して輸送に時間がかかるため、
「納期に余裕があるので、輸送コストを抑えたい」
というケースでは、船便が適している場合があります。
ただし、船便では国際運賃だけでなく、港湾費用、通関費用、国内配送費なども発生するため、輸入時に必要となる費用全体を確認しておくことが大切です。
パンプスの輸入でよくあるご質問
Q1. パンプスを輸入するだけなら特別な許可は必要ですか?
一般的な靴として輸入する場合、商品そのものについて一律に特別な輸入許可が必要になるというわけではありません。
ただし、素材や仕様によっては関係する法令等の確認が必要になる場合があります。
また、革などを使用している場合は、使用している素材の種類についても確認しておくことをおすすめします。
Q2. パンプスの関税はどのくらいになりますか?
パンプスの素材や仕様によって異なります。
特に履物は、甲・靴底の素材などによって分類が細かく分かれているため、商品仕様を確認してからHSコードを判断する必要があります。
そのため、輸入前に商品の写真や仕様書、素材情報などをご用意いただくと、事前確認がスムーズです。
Q3. 船便ならどのくらいの数量から利用できますか?
船便には、コンテナ1本を利用するFCLと、他の貨物とコンテナを共有するLCL混載があります。
そのため、コンテナ1本分に満たない貨物でも、LCL混載便を利用して輸送できる場合があります。
貨物のサイズ・重量・出荷地・納品先などを確認し、航空便や国際宅配便を含めて比較することが重要です。
Q4. 中国の仕入先とのやり取りもお願いできますか?
輸送手配に必要な範囲で、中国側の仕入先・メーカーとの連絡をサポートできる場合があります。
集荷先の確認、貨物の梱包状況、出荷可能日、インボイス・パッキングリストなど、輸送に必要な情報を確認しながら手配を進めます。
中国語でのコミュニケーションが必要なケースでも、弊社の中国語対応スタッフがサポートいたします。
見落としがちな重要ポイント
パンプスを輸入する際は、単に「中国から日本へ船で運ぶ」というだけではなく、
商品仕様の確認→HSコードの確認→輸送方法の選定→通関→国内配送までを一連の流れとして考えることが重要です。
特に靴類は、同じ「パンプス」という名称でも素材や仕様によって関税分類が変わる可能性があります。
また、船便の場合は輸送時間だけでなく、港での貨物取扱いや通関、国内配送まで含めた全体のスケジュールを考える必要があります。
輸入前に、
- 商品名
- 商品写真
- 素材
- 靴底の素材
- 数量
- 1箱あたりのサイズ・重量
- 仕入価格
- 中国側の集荷先
- 日本側の納品先
- 希望納期
などを確認しておくと、より適した輸送方法を検討できます。
まとめ|中国からパンプスを輸入するなら船便も選択肢
中国からパンプスをまとまった数量で輸入する場合、船便のLCL混載輸送は選択肢の一つとなります。
一方で、パンプスなどの履物は素材や仕様によって関税分類が細かく分かれるため、輸入前に商品の詳細を確認しておくことが重要です。
アドバンスサポート・ジャパンでは、中国からの商品輸入について、中国側での集荷から国際輸送、日本側での輸入通関、国内配送まで一貫してサポートしております。
「中国のメーカーから商品を仕入れたが、輸送方法が分からない」
「船便とFedExのどちらが適しているか相談したい」
「中国側の仕入先とのやり取りも含めて輸送を手配したい」
といった場合も、お気軽にご相談ください。
中国語対応スタッフも在籍しており、中国の仕入先・メーカーとのコミュニケーションが必要な輸送にも対応しております。
