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■ DAPとは

貿易コラム

DAPとは?

DAP(Delivered at Place / 仕向地渡し)とは、売主が指定された仕向地(買い主の倉庫など)まで貨物を運び、到着した輸送手段上で荷下ろし前の状態で引き渡す条件です。

旧DDU(関税未払い渡し)の実質的な後継です。

 

DAPの費用負担の範囲

・売主:輸出通関、輸送費(目的地まで)、輸出側のリスク
・買主:輸入通関、関税・税金の支払い, 荷下ろし費用
・リスク移転:指定された仕向地に到着し、荷下ろし準備ができた時点

 

DAPのメリット・デメリット

メリットは、買い主にとって「家门口(ドア)」まで運んでもらえる利便性がありながら、輸入通関のコントロール権は手元に残せる点です。
デメリットは、輸入通関の遅れや関税率の変動リスクが買い主に残ること、また売主は通関が終わるまで貨物を拘束されることです。

 

DAPでよくあるトラブル

・輸入通関が遅れ、トラックが長時間待機して高額な待機料が発生する
・関税の金額を巡って買い主と揉め、引き渡しを拒否される
・「荷下ろし」の定義(フォークリフトはどちらか)で現場でもめる
こうしたトラブルを防ぐには、通関に必要な書類を事前に確認し、待機時間の費用負担ルールを決めておくことが重要です。

 

DAPが向いているケース

・欧州など、DDP(関税込)だと売主の税務負担が重い場合の代替
・買い主が輸入ライセンスを持っており、自分で通関したい場合
・日本への輸入で、売り主は配送までやりたいが税金は払いにくい場合

 

まとめ|DAPは通関責任の境界線が重要

DAPは「配送は売主、通関は買主」という役割分担が明確です。この境界線をスムーズにするコミュニケーションが鍵です。条件選びに迷った場合は、最適な方法をご提案いたします。

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