■ DDUとは(※現行ルールでの位置づけ)
DDUとは?
DDU(Delivered Duty Unpaid / 関税未払い渡し)は、Incoterms 2010で廃止され、現在はDAPに統合された条件です。
しかし、日本の貿易現場や古い契約書、口語ではまだ「DDU条件で」という表現が使われることがあります。
実質的には現在のDAPと同じ意味(目的地まで運ぶが、関税・輸入通関は買い主負担)で捉えられています。
DDU(≒DAP)の費用負担の範囲
・売主:輸出通関、輸送費(目的地まで)
・買主:輸入通関、関税・税金, 荷下ろし費用
・リスク移転:仕向地到着時
DDUのメリット・デメリット
(DAPと同様)買い主が通関権限を保持しつつ、物流は売主任せにできるメリットがあります。
ただし、正式な契約書で「DDU (Incoterms 2020)」と記載すると定義が存在しないためトラブルの元になります。
必ず「DAP (Incoterms 2020)」と記載する必要があります。
DDUでよくあるトラブル
・古い用語を使っているため、保険や責任範囲の解釈で新旧ルールの混同が起きる
・「関税未払い」という名前から、売主が通関手続き自体も行わないと誤解されることがある(実際は手続き協力は必要)
・正式名称でないため、銀行決済(L/C)で不備と指摘される
DDUが向いているケース
・※現在の新規契約では使用せず、DAPを使用すべきです。
・過去の契約書の更新時などに、用語の整理が必要となるケース
まとめ|DDUは過去のもの、今はDAPを使おう
「DDU」という言葉に馴染みがあっても、実務では必ず「DAP (Incoterms 2020)」として契約してください。
曖昧な用語はトラブルの種になります。条件選びに迷った場合は、最適な方法をご提案いたします。

