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貿易ブログ

■ S/I(Shipping Instruction)とは?記載内容や提出するタイミングをわかりやすく解説

貿易コラム

海上輸送で輸出を行う際には、船会社やフォワーダーへさまざまな情報を伝える必要があります。

その際に使用される書類の一つが「S/I」です。

S/Iは「Shipping Instruction」の略で、日本語では「船積指示書」などと呼ばれます。

この記事では、S/Iの役割や記載内容、提出するタイミング、B/Lとの関係についてわかりやすく解説します。

 

■ S/I(Shipping Instruction)とは?

S/I(Shipping Instruction)とは、輸出者などが船会社やフォワーダーに対して、船積みに必要な情報を指示するための書類です。

特に海上輸送では、船積み後に発行されるB/L(Bill of Lading)を作成するためにも、正確な情報が必要になります。

そのため、輸出者から船会社やフォワーダーへ、貨物や荷送人、荷受人などの情報を伝える目的でS/Iが使用されます。

 

■ S/Iには何が記載される?

S/Iの様式は船会社やフォワーダーによって異なりますが、一般的には以下のような情報が記載されます。

  • Shipper(荷送人)
  • Consignee(荷受人)
  • Notify Party(着荷通知先)
  • B/Lの種類・発行方法
  • 船名・航海番号
  • Port of Loading(積出港)
  • Port of Discharge(荷揚港)
  • Final Destination(最終仕向地)
  • 貨物名
  • 個数
  • 重量
  • 容積
  • コンテナ番号
  • Seal No.
  • Freight条件
  • その他B/Lに必要な情報

実際の記載項目は、輸送会社や貨物、B/Lの種類などによって異なります。

 

■ S/Iは何のために必要?

S/Iの大きな役割は、船会社やフォワーダーにB/L作成に必要な情報を伝えることです。

例えば、海外の取引先へ商品を輸出する場合、B/Lには荷送人や荷受人、貨物の内容、数量などが記載されます。

これらの情報に誤りがあると、B/Lの修正が必要になったり、輸入国側で通関や貨物引き取りに影響したりする可能性があります。

そのため、S/Iを提出する段階で内容を正確に確認することが重要です。

 

■ S/Iを提出するタイミング

S/Iは、一般的に船積み前に船会社やフォワーダーへ提出します。

提出期限は船会社や航路、サービスによって異なります。

特に注意したいのが、**S/Iの提出期限(SI Cut)**です。

船会社から指定された期限までに情報を提出できない場合、B/L発行に影響する可能性があります。

そのため、船積み予定が決まったら、S/Iの提出期限も確認しておくことが重要です。

 

■ S/IとB/Lの違い

S/IとB/Lは関係の深い書類ですが、役割は異なります。

項目 S/I B/L
正式名称 Shipping Instruction Bill of Lading
日本語 船積指示書など 船荷証券
主な役割 船積みに必要な情報を指示する 船会社が貨物を受け取ったことなどを証明する
作成・提出 輸出者などが船会社・フォワーダーへ提出 船会社・NVOCCなどが発行
タイミング 主に船積み前 船積み後など

簡単にいうと、

S/I=「この内容で船積みしてください」という指示

B/L=その指示などをもとに発行される船積書類

というイメージです。

ただし、実際の書類の流れや発行方法は輸送形態や契約によって異なります。

 

■ S/Iでよくあるミス

・Consigneeの情報が間違っている

会社名や住所などを誤って記載すると、B/Lの修正が必要になる場合があります。

・貨物の数量や重量が違う

INVOICEやPACKING LISTなど、他の貿易書類との内容が一致しているか確認することが重要です。

・貨物名が曖昧

貨物の内容が分かりにくい表現になっていると、確認が必要になる場合があります。

・Notify Partyの記載ミス

輸入者とは別に着荷通知を受け取る会社などを指定する場合は、Notify Partyの情報も正確に記載します。

・提出期限を過ぎてしまう

S/I Cutを過ぎると、B/Lの発行スケジュールなどに影響する可能性があります。

 

■ S/Iを作成するときのポイント

S/Iを作成する際は、単独で内容を確認するのではなく、他の貿易書類と照合することが大切です。

特に、

  • INVOICE
  • PACKING LIST
  • Booking Confirmation
  • B/Lドラフト

などの情報が一致しているか確認しましょう。

また、会社名や住所、商品名などは、取引先から指定された表記をそのまま使用することも重要です。

 

■ まとめ|S/Iは船積み・B/L作成に必要な重要書類

S/I(Shipping Instruction)は、船会社やフォワーダーへ船積みに必要な情報を伝えるための書類です。

特に海上輸送では、B/Lの作成にも関係するため、記載内容を正確に確認する必要があります。

S/Iを提出する際には、INVOICEやPACKING LISTなどの他の貿易書類と内容を照合し、提出期限にも注意しましょう。

アドバンスサポート・ジャパンでは、海上輸送・航空輸送の手配から輸出入通関、倉庫、国内配送まで、国際物流に関するさまざまな業務をサポートしています。

「S/Iの作成方法が分からない」「海外へ輸出したいが、どの書類を準備すればよいか分からない」といった場合も、お気軽にご相談ください。

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